傾き検知(Tilt sensitivity)は、液晶ペンタブレットのペンの操作感を本物の鉛筆に近づけるために導入されたものです。
傾き検知を備えたペンは、斜めに傾けたときに、本物の鉛筆のように陰影をつけることができます。これは、陰影をつけた絵を描く際に、重要なポイントになります。
そのため、スケッチやシェーディング(陰影)を重視する人には便利で、必要な機能となります。逆に、シンプルに線を引く作業だけを行う場合は、重要ではありません。
初期の傾き検知には、初歩的な問題が多くあり、ペンが45°前後の角度になるまで傾きに気づかないという矛盾がありました。それに加えて、多くのアプリが傾き検知をサポートしていませんでした。
しかし、現在ではApple Pencil、Wacom Pro Pen 2、Surface Stylus、Samsung S-penに加えて、Huion、Xp-Pen、GAOMONなど多くのタブレットブランドが独自の傾き検知機能を搭載するようになっています。
また、Photoshop、Corel Painter、Clip Studioなどのアプリも、傾き検知に対応するようになっています。
傾き検知を標準搭載している液晶ペンタブにはGAOMON PD2200などがあります。
GAOMON PD2200 21.5インチ92%NTSCフルラミネーションディスプレイ液晶ペンタブ 傾き検知機能+筆圧8192レベル充電不要のペン+8タッチキー付き